『低体温』 あなたは大丈夫ですか?? 筋肉で免疫力は上げられる!!
こんにちは。
リーフィットネスフジの大倉です。
自分の平熱って知っていますか??
健康的な人の平熱は36.5~37.1度。 実は今、36度以下という「低体温」の人が増えているそうです。
「低体温」は免疫力と大きなかかわりがあり、さまざまな病気やがんまでも発症してしまうこともあるので、今回は「体温と健康」について取り上げました。 最後までお付き合いください。
◆体温が1度下がると免疫力は30%も低下する!
低体温がなぜよくないのか??
体温が上がると血液の流れが良くなり免疫力が高まります。
血液は私たちのカラダを構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を常に送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。
その血液の中には、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球がカラダ中をめぐることで、ウイルスや細菌と戦ってくれています。
つまり体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまうのです。
白血球は、これら外からのウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびに、免疫細胞が攻撃をして死滅させてくれています。 実は健康な人でもがん細胞は1日に5000個もできています。その1つでも免疫という監視をかいくぐって生き残ると、1個が2個、2個が4個、4個が8個と倍々ゲームのように増えていき、やがてはがんに姿をかえてしまうのです。
健康を維持してくれる免疫力は体温が1度下がるだけで30%も低下してしまいす。
体温が正常に保たれていれば、これらの免疫システムが正常に働き、健康が保たれているということになります。
まずは、自分の平熱を知り、もし低体温ならば少しでも改善し、血流をよくしておくことが、免疫力向上につながるのです。
自分の平熱を知るには、3日間、朝・昼・夜の体温を測って平均を出します。 50年前の日本人の平均は36.89度。
現代人の平均は36.20度に下がっています。 あなたの平熱は??
◆現代人の「低体温」9割は筋肉量の低下が原因!
低体温の原因の9割は筋肉量の低下と言われています。
そして、50年前と現代人の平均体温は0.7度近くも下がっています。
その最大の理由は、現在のライフスタイル! 明らかな運動不足です!
家事をみてみても、50年前はすべて手作業で掃除や洗濯、料理などを行っていました。その他にも畑仕事をするなど、日常での運動量が大変多かったのです。
それに比べ、現在の生活は乗り物や家電の充実によって日常生活での運動量は激減しています。
重い物を持つ機会も減り、運動量の低下にともなって、現代人の筋肉量も減少していきました。
筋肉は人体最大の熱産生器官ですから、筋肉が少なくなると、体温も当然下がり、基礎代謝も下がってしまいます。
基礎代謝はなにもしないときでも体内でエネルギーを消費していますので、基礎代謝が下がれば、カロリーが消費されにくくなり、内臓脂肪が増加してしまいます。
以前も書きましたが、この内臓脂肪から、悪玉ホルモンのアディポサイトカインが分泌されていることがわかっています。
これらが血管を痛め、血栓を作りやすくしたり、インスリンの働きを弱めてしまうことにより、がんや高血圧、糖尿病になることが解明されています。
加齢とともに基礎代謝は落ちていきますから、筋肉量を維持させ・増やすことはダイエットだけではなく、あらゆる病気対策になるのです。
筋肉量の減少以外では、エアコンによって汗をかかない環境が低体温の原因と考えられています。
脳の視床下部にある体温中枢を刺激する機会が少ないと、体温を調整するための発汗中枢が働きが悪くなり、低体温につながる
ようです。
しかし、何といっても筋肉量の低下が低体温の最大の原因です。
会員さんでもトレーニング開始前は36度以下だったのが今は36.4度まで上がった方。
35度半ばから36度以上に上がった方は何人もおります。
今日からでも筋肉量を増やす生活習慣やトレーニングを取り入れましょう!!