運動が炎症を抑える!?
こんにちは。
リーフィットネス富士・健康美ボディプランナーの大倉です。
生活習慣病の改善やダイエットのために、運動したりフィットネスクラブに通う方は大勢います。
なかでも糖尿病や糖尿病予備軍のかたには、運動不足、肥満を解消するために運動は不可欠ですが、
今回は『減量・ダイエット』以外の効果として、
”20分適度の運動でも炎症を抑える”という嬉しい報告がされましたのでご紹介します。
この新しい研究を報告したのは、米カリフォルニア大学サンディエゴ校の准教授Suzi Hong氏。
”適度な運動をたった20分間行うだけで炎症を抑えられる可能性がある!”という内容です。
今回の研究は、身体の「炎症」にフォーカスしたものですが、
傷や異物から身体を守るために免疫系が急反応すると炎症が引き起こされ、
この炎症が長く続くと糖尿病をはじめとする慢性疾患の発症につながると考えられているようです。
たとえば、
「肥満のひとは高いレベルでの炎症がおこり、また、炎症による動脈の傷害は
心疾患の発症に関係する」と研究チームは説明しています。
これまでの研究でも、詳細なしくみは解ってはいませんが、
定期的に運動を行うことで炎症が抑えられることは示唆されてきました。
研究では、健康なボランティア成人男女47人(男26人女21人、平均年齢41歳)に、
中強度の運動として20分間のトレッドミル運動を行ってもらい、その前後で血液検査を行いました。
その結果、トレッドミル運動の後には、炎症に関連する免疫細胞がやはり5%減少していたそうです。
米アパラチアン州立大学ヒューマンパフォーマンス研究所所長のDavid Nieman氏は、
運動などの生活習慣と炎症について以前から分かっていることが確認されたが、
「炎症はすべての慢性疾患の発症や進行に関係するため、炎症をできるだけ抑えることが重要で、
その最も効果的な手段は体重管理です」と述べています。
また、Hong氏は、運動が身体にどういった影響を与えているのかを正確に理解することが今後の研究には不可欠だとし、
「運動することで免疫や細胞レベルに変化が生じることを一般の人々にも伝えたい」と付け加えています。
糖尿病は、糖質の摂りすぎや運動不足から高血糖状態が長期にわたって続き、全身の血管がダメージを受け続ける病気です。
なにもせず放置していたり、不十分なままでいたりすると、自覚症状のないまま、
さまざまな合併症を引き起こす原因にもなります。
日頃、ダイエット&ボディメイクを中心として運動のおはなしをしておりますが、
20分程度の運動で体内の炎症が抑えられるというのは驚きですね。
運動習慣が無い方、運動が嫌いな方でも”病気を未然に防ぐ”ために運動を習慣化してほしいです☆彡