『別腹』のメカニズムを知って過食を考えよう!!

こんにちは。

リーフィトネスフジ・健康美ボディプランナーの大倉です。

 

外食やバイキング、はたまたお家でもお腹いっぱい食べたのに・・・

『甘いものは別腹~!』と食後にデザートやケーキ、お菓子を食べてしまう方は少なくないようです。

特に女性で、、

 

お腹いっぱいなのに、甘いものなら食べられてしまう...。

これはどういうことなのでしょうか?

 

今回は、医学的にも解明されてきた『別腹』のメカニズムを知って、

ついつい ”食べ過ぎている自分” = ”過食” について考える機会にしていただきたいと思います☆

 

『別腹』も大きく分けて3つあります。

1.脳が『快楽』を求めて『食べろ』と指令を出している。

2.『甘味』で味が変わることで食べられるようにできている。

3.胃のぜん動運動によって食べた物が小腸へ送り出されている。

 

驚きですね! 食べやすくする為に食べた物を移動させているのです。

 

それでは、ひとつずつ見ていきましょう!

1、脳が『食べろ』と指令を出している?

脳は『不快を避けて快楽を得る』ように働きます。

不快を避けるのは、命を守るためですね。不快=危険を避けて命を守るということです。

 

危険を避けるといってもさまざまなものがありますが、精神的に『苦痛だな』『イヤだな』と、

感じるものも、同じことを繰り返さないために、脳が不快なものを記憶し避けるようにします。

 

同じように、脳は不快だけではなく『快楽』も記憶します。

嬉しかったことや楽しかったこと、さらに『美味しかったもの』までも、

脳はきちんと覚えているのです。

 

そのため、『美味しい』と記憶された食べ物が目の前にあれば、

『これは美味しい! 食べなさい!』と、脳が指令を出しているのです。

 

2、味が変わると食べられる

脳は、『同じ味ばかりでは飽きる』という仕組みも用意してくれました。

これも栄養が偏らないためにいろいろな味を、いろいろな食物を口に運ばせるための

仕組みだと考えられています。

 

基本の味として、塩味、うま味、酸味、苦味、甘味の5つがありますが、

一般的な食事では塩味、うま味、酸味が中心で、甘味は不足します。

そこで、脳は同じ味に対して満腹情報を出し、不足していた甘味は空腹情報として

出してしまうのです。

 

3、胃のぜん動運動で食べたものが小腸へ送られる

満腹状態でも目の前に好きなものを発見すると、胃がぜん動運動を始めて食べ物を腸へ送り出します。

すると、胃の上部に『オレキシン』というホルモンの働きによって、少しスペースができて、

『食べられる』サインが出るようです。

 

本来であれば、胃のぜん動運動は食後2~3時間かけて行われますが、

好きなものを見たことで摂食中枢が刺激されて起こる働きです。

この現象は、レントゲン写真でも確認されています。

 

 

どうでしたか??

人間ってすごいですね! 生命を維持するためにこんなことまでしてくれているのです。

 

これが、人間の長い長い飢餓との歴史のなかで命を維持するために身体に刻まれた、

『別腹』のシステムです。
いつでも好きな時に好きなものが食べられるようになったのは、本当に最近のことです。

 

飢餓や危険な事から命を守るために備わった『別腹』のシステム。

しかし、皮肉なことに飽食、高カロリーの現代日本では、

肥満や糖尿病などの原因となってしまっています。

 

食後のデザート『ムリして食べちゃった・・』って時ないですか?

満腹なのに無理やり詰め込むかのように食べている時・・ないですか?

 

本来、命を守るために我々に備わった本能の使い方ではありませんね!

命を守るために備わった本能や身体の仕組で、

自らの健康や命を脅かす愚かな食べ方は避けたいものですね。

 

 

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6月のカレンダーが届きました☆彡 早い!

今月は『野菜と土のお話し』です。

自然の恵みと生産者さんに感謝ですね☆彡