習慣的に、有酸素運動と筋トレをしている人の肌は本当にきれいなのか?~POLAの研究報告より~

こんにちは!

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社は、立命館大学スポーツ健康科学部の研究チームと共同で、有酸素性運動と筋力トレーニングの両方が皮膚の弾力性と真皮構造を改善させること、特に筋力トレーニングは真皮の厚みを増加させ、若々しい外見に貢献する可能性があることを世界で初めて明らかにしました。

研究の背景とポイント
研究のきっかけは「習慣的に運動をしている人は肌がきれい」という印象を持っている人が多いというアンケート結果からです。これを単なる印象ではなく、実際に筋肉が肌に影響を及ぼしているのではないかと考え研究をスタートさせました。

結果、有酸素性運動と筋力トレーニングは、どちらも皮膚老化を改善。特に、筋力トレーニングは加齢によって薄くなり見た目の若々しさに関連する真皮の厚み(※1)まで改善。その機序として、運動による血中成分の変化と、それによる真皮の細胞外基質(※2)の増加が関与していることを解明しました。

※1 顔のシミ、シワ、たるみ、見た目の若々しさに関連 
※2 コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどを含む

研究成果の概要 
有酸素性運動と筋力トレーニングは、どちらも皮膚老化の指標である皮膚弾力性と真皮構造を改善し、その機序として運動による血中成分の変化が皮膚の重要な層である真皮の細胞外基質を増加させることを明らかにしました。

さらに、筋力トレーニングは加齢によって薄くなっていく真皮の厚みも改善することも解明。その機序として、筋力トレーニングによって血中の炎症性『ケモカイン』が減り(シミの予防)、その影響で真皮の 細胞外基質の一種『バイグリカン』(※3)が増えるためであることも突き止めました。

※3バイグリカンが多い人のお肌は、「弾力」や「真皮の厚み」を持たせてくれるため、シワやたるみを防ぐことが出来る

◇ 運動の習慣化(筋トレ+有酸素運動)
「本研究から、運動のメリットが、また1つ明らかになりました。本研究成果をきっかけに運動をする人が増え、年齢を重ねても健康で美しく、彩りある人生を歩む人が一人でも多く増えることを願っています。」と研究者のコメント。

筋トレや有酸素運動はダイエットのためだけではなく、いつまでも健康で“若々しい肌を保つ”ためにもぜひ習慣にしてください。